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2018.12.18 横浜のハッカチョウ

横浜方面に行くついでに平塚にタゲリ探しに行くか横浜市内でハッカチョウ探すか迷った結果、まだ見たことのなかったハッカチョウを探しにいくことに。
もしかしたらタイやシンガポールで見ているのかもしれないけど、ちゃんと見てなかったし(通過するばかりでゆっくり撮影もできなかった)、ちゃんと見比べがしてみたかったのもあります。

横浜には特定の地域で生息しているらしいとどこかで読んだことがあり、市内のそれっぽい場所を適当に2時間ほど歩き回った結果、15:30頃、ちょっと距離はありましたがムクドリの群れの近くにようやくハッカチョウを発見。塒入りのために集合しているのでしょうか。

ハッカチョウ Crested Mynaf:id:ahiru_345:20181218223614j:plain
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無事に見つけられて安心して近くの公園でしばらく休憩してから再度同じ場所に様子を見に行くとちょうど近くの電線に止まってくれました。遠目だとジャワハッカと識別できなかったけど、近くで見ると違いが判ります。下尾筒が白くない(黒ベースの中に白が少し混じる程度)!虹彩もオレンジ色っぽい!

比較のためにこれまで撮ったことのあるシンガポールのジャワハッカ、タイのオオハッカ、インドハッカを載せておきます。

ジャワハッカ Javan Mynaf:id:ahiru_345:20181218223610j:plainf:id:ahiru_345:20181218224652j:plain
日本にいるハッカチョウに一番似ているかも。それでも、下から見ているわけじゃないですが、下尾筒が白っぽいのが見えるし、虹彩も黄色いです。それ以外の見た感じはほとんど同じに感じます。

オオハッカ Great Mynaf:id:ahiru_345:20181218222926j:plainf:id:ahiru_345:20181218223600j:plain
ハッカチョウやジャワハッカと比べると冠羽が長いので見た感じからちょっと違うなって判るかも。下尾筒はジャワハッカと同じで白だけど、虹彩は赤っぽいです。手元の図鑑(全部英語です)にはWhite-vented Mynaと載っているのですが「白い尾のハッカチョウ」の意味なので、ジャワハッカだって尾が白いじゃん、ってことでここではGreat Mynaとします。

実際、White-vented Mynaでググるとジャワハッカがヒットします。White-vented~はジャワハッカやオオハッカの総称のような感じかもしれません。逆に日本人のブログやらツイッターやらを見ると明らかにJavan Mynaな個体をオオハッカと書いていたり、英名も和名もいい加減さが漂います。

そんなことを言いながら私も論文や書籍を読んだわけじゃなく、手元の図鑑の記載とネットの情報をざっくり見てなんとなく判断なので正確じゃないかもしれない。でも自分の中ではこういう識別ですってことで。迷った人がこのページにたどり着いてちょっとでも参考にしてもらえればなって思います(^ω^;)

インドハッカ Common Myna

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これまでの3種とは見た目が全然違いますが、名前にCommonとついているので一般的なMyna(ハッカチョウ)と言えば世界基準で見るとこの種なのかも。英名の別名がIndian Mynaなので和名はインドハッカになったみたいです。しかしインドにはインドハッカ以外にも「ハイイロハッカ」がいるみたいだし、それと対比させる意味でも別和名で「カバイロハッカ」というのもありますので、そっちを使った方がいいのかもしれません。でもGoogleで検索すると「インドハッカ」だと14,600件、「カバイロハッカ」だと2,400件と、圧倒的にインドハッカ派が多数なのでやっぱりここまで定着してるならインドハッカなのかな。

と、まあ今回は日本でハッカチョウを無事見られてよかったです。手元の東南アジアの図鑑に載っているほかのハッカチョウの種類も写真にとってじっくり見比べをしてみたいですね。特に野生のキュウカンチョウ(Common Hill-Myna)を見てみたい!今後の鳥見に期待です。